2008年6月30日 (月)

アンセルメのブラームス

待望の再発盤。

『交響曲全集、ドイツ・レクイエム、アルト・ラプソディ等』
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スイス・ロマンド放送合唱団
ローザンヌ・プロ・アルテ合唱団

スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)

録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
ステレオ録音


アンセルメがブラームスを振ったらこうなるんだろうな、
と思っていた通りの演奏。

ブラームスの演奏といえばがっしりとドイツ的重厚さがあって・・・
というイメージがついて回るが、アンセルメはそうではない。

色彩感があって、さわやかで、でも決して軽くはない。
テンポも普通といっていいだろうか。

耳の悪い人は「中庸だ」とこき下ろすかも知れないが、
私はこのブラームスは好きだなぁ。

「がっしりと重厚に弾こうと思えば弾けますけど、
 私たちはあえて、こんな風にちょっとだけお洒落に弾いてみました。」
というような演奏とでも言おうか。

さらに録音のお陰かも知れないが、
木管、金管、弦などのバランスが素晴らしく、
譜読みをする方にもお勧めできるのではないだろうか。

様々な本で読んでみると、ブラームスの性格からして、
こういう演奏の方が得てして、本人も微笑んで聴いてるかも知れない。

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2008年6月17日 (火)

『名曲探偵 アマデウス』

見たい見たいと思っていたが、やっと昨日見ることができた。

NHKのBSで放送されている『名曲探偵 アマデウス』。

筧利夫扮する探偵に、
毎回様々なクラシック音楽に関する謎めいた依頼が来る。

昨日取り上げられた曲はベートーヴェンのピアノソナタ“月光”だった。

>披露宴が始まる前になって、
>元彼が会場でピアノを演奏することに気がついた花嫁。

>このまま弾かせていいものか。
>元カレが“月光”を通じて花嫁に伝えようとしたメッセージとは?
>月光に秘められた謎に挑む!

ほら、面白そうでしょ。

私のようにロクに楽譜も読めない人間にも分かり易く、
作曲者がどのようなメッセージを込めて書いたのか、

名曲はなぜ名曲といわれるのか、を明らかにしていく、
という非常に興味深い内容の番組である。

これを見て、今まで私は“月光”の何を聴いていたんだと思った。

それほど素人であればあるほど面白い番組です。

ご興味がありましたら是非。

http://www.nhk.or.jp/amadeus/index.html

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2008年6月 9日 (月)

ぎゃんちゃん

ぎゃんちゃん=川江美奈子のあだ名。

私の好きなシンガーソングライターである。

そのぎゃんちゃんが他の歌手に提供した歌をセルフカバーする。

http://www.minakokawae.com/

「タイトル未定」
MUCD-1184 定価¥2,000(税込み)

■収録楽曲■
「桜色舞うころ」中島美嘉
「夢暦」平原綾香
「つないで手」一青窈
「滴」今井美樹
「足跡」今井美樹
「孤独の向こう」平原綾香
「ありのままでそばにいて」郷ひろみ
「ピアノ」


これはファンとしたら嬉しい限り。
絶対にぎゃんちゃんが歌った方がいいから。

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2008年6月 8日 (日)

バレエ音楽の指揮者と言えば

エルネスト・アンセルメ。

彼の写真。
Photo_2


誰かに似ている。
あっ!!
Kimi_b
喜味こいし師匠!!

というおかしな話はさておき。。。


最近転職して忙しかったので、全く音楽を聴けていなかった。
通勤電車の中でMP3聴けば、と思うかもしれないが、
とても聴ける余裕がない。

今日、転職して最初のお休みだったので、
久しぶりにゆっくりでき、音楽を聴こう!と思った。


さて、「何を聴こうか」という段階で、
私はまず純粋に美しい音楽、
情景が浮かぶ音楽、考えさせない音楽ということで、
チャイコフスキーのバレエ音楽を選択した。

バレエ音楽を指揮させたら、私の中ではこの人を超える人はいない。
それがアンセルメなのである。

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チャイコフスキー:.バレエ《白鳥の湖》 作品20 抜粋(6曲)、
           バレエ《眠りの森の美女》 作品66 抜粋(5曲)、
           バレエ《くるみ割り人形》組曲 作品71a

スイス・ロマンド管弦楽団、指揮:エルネスト・アンセルメ
録音:1959年 ジュネーヴ


まず感謝したいのが録音のよさ。
これが1959年の録音?というほど(ステレオ!!)。
まさに黄金のDECCAサウンド。


そして、音楽を聴き始めると、スッとその中に誘い込まれる。

指揮者本人はどう考えているのかは計り知れないが、
全く作為的なものを感じさせない、

「ここはこういう感じで演奏してほしい」という願望を、
ぴったりとさわやかに満たしてくれる。

人はただひたすらに美しいものに出会ったときに、
訳も分からず、涙が流れるときがある。


そして今日、私は流した。

今日は母の誕生日。
母の好きな、チャイコフスキーのバレエ音楽。
それを完璧に演奏するオケとアンセルメ。


バレエ音楽の神様、と言われるアンセルメ。
ご興味のある方には、とにかく聴いていただくほかない。

このアンセルメ、実は指揮者になる前は数学の教授だったというから驚く。

エネルギーのリチャージ完了!!

P.S.その1
アンセルメ、注目アイテム5タイトル登場とのこと。
楽しみだ。

http://www.hmv.co.jp/news/article/805290054


P.S.その2
あの伝説のピアニスト、ディヌ・リパッティと
シューマンのピアノ協奏曲を共演したアンセルメ。

リパッティの余命が幾許なきことを感じていたアンセルメは、
瀕死の状態にありながらも、気高い演奏をするリパッティの姿を見て、
指揮中、涙が止まらなかったという。
(この10ヵ月後にリパッティは33歳で夭折する)

その話を聴いただけで涙が止まらなかった。


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2008年5月16日 (金)

マッケラスのモーツァルト

久しぶりにモーツァルトの交響曲を購入した。

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モーツァルト 交響曲38番~41番
マッケラス指揮
スコットランド室内管弦楽団

全ての演奏が水準高く、
キビキビとした中にも、テンポを揺らす所がきちんとあったり、
聴いていて飽きないところがよい。

録音も非常に良く、これは久しぶりにいい買い物をした。

モーツァルトの後期交響曲は膨大な数のCDが出されていて、
それぞれに特徴があるのだが、
やはり快活で、リズミカルで、しかし哀しげな所は哀しげに、
というのが私の好みだ。

この盤の39番終楽章は思わず体が動かしたくなる。

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2008年5月13日 (火)

『歌う人』

今日はお腹が痛くて、ずっと横になっていた。

ので、特に書くこともないので、大好きなKOKIAの歌でも。
私が泥沼の時期に心の支えになった歌。

『歌う人』
作詞・作曲 KOKIA

歌える事が命 伝える事が魂
私には声 それぞれ何か 授かった理由がある

人はみんな役目をもって 果たすために生まれてきたの
誰かの為にがんばる姿をさらけだして生きてゆくのよ

なぜ こんなにも 生きてることは 愛しいの?
生きてるってことなの?

どんな小さな花も誰かの心癒したでしょう
恐い事はこの存在自体を忘れ去られてしまうことなの

心の中で咲き続ける為に この生涯をかけて種を蒔くの
どんな花が咲くか いつの日になるのかは わからないけど

今 歌うわ 信じてるから 私の声 響いて誰かに
人はみんな役目を持って 誰かの為に ここに居るの

なぜ こんなにも 愛おしい感覚?
感じながら 今 生きてるってことなの?

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2008年5月10日 (土)

アンナ・ネトレプコ

ここのところ、NHK-BShiでソプラノ歌手、
アンナ・ネトレプコをよく取り上げてくれていて、暇しない。

ちょっと前までは彼女の欧州での熱狂的な人気ぶりを見て、
人気が先行しすぎてやしないか、と思ったものだ。

しかし、きちんとこうやって観て聴いてみると、
やはり人気の理由がよく分かる。

上手いのはもちろんのことだが、
声の密度が濃いのだ。

それは例えばルネ・フレミングなどと比べてみるとよく分かる。
フレミングは少し中低音に少しざらつきを感じる。
しかし、それを感じさせないほどの表現力が彼女にはある。

ネトレプコはざらつきのない、密度の濃い声の上に、
表現力もあるのだから、それは人気が高いのもうなずける。
普通に聴いて、美しい。

比較というか、目指している方向性がおそらく違うので、
聴く側の好みによるだろう。

ネトレプコはたまにムラがあるし、キャンセルもたまにあるのが残念だが、
これは声を商売にしている以上、仕方ないだろう。
無理に歌って、喉を痛めて欲しくはない。

声の密度が高いということは、
声帯にそれだけ負担をかけているということだ。

今のうちは無理せず、
モーツァルトやベルカントで表現力をさらに磨いて欲しい。

昔、サバタ指揮の『トスカ』でマリア・カラスを聴いたときは、
鳥肌が立つ覚えをしたが、
そしていずれ、
是非彼女に『トスカ』を歌って欲しい(確かまだのはず)。

今は産休に入ってしまったが、どのオペラで復帰するのかも楽しみだ。

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2008年4月28日 (月)

カラヤンの芸術

今年はカラヤン生誕100周年ということで、
様々な企画がされているが、

昨日BS-hiの「カラヤンの芸術」という番組で、
チャイコフスキー交響曲4番、ブラームス交響曲4番、
を鑑賞した。

明快なタクト捌き、ルックスの良さ、ベルリンフィルの技術、
どれを取っても文句ない。

しかし!何も心を打たないのはなぜだろう。。。

映像はカラヤンばかり映していて(特に横顔)、
ずっと目を閉じて指揮している姿が自己陶酔しているように見え、
それに少し興ざめしたからか?

昔彼のベートーヴェン全集を借りたことがあるが、
全部聴けなかった。全部聴けと言われれば、拷問に近い。

音の響きの美しさを強調しすぎて、なよなよしている。
ベートーヴェンでこれはいただけない。

同じベルリンフィルでも、クリュイタンスやフリッチャイの指揮とは
まったく違う音が鳴っている。

ベルリンフィル創立100周年のエロイカDVDも、
玄人さんの間では比較的評判が高かったので買ったが、私にはダメだった。

ただ一つ言えるのは、実演を一度聴いてみたかった。
それもイタリアオペラなんかが合っている気がするので、そちらを。

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かぐや姫

かぐや姫のリマスターされたベストCDを買ってずっと聴いている。

なんて切ないんだ。
曲調は違うが、村下孝蔵さんの歌のイメージに少し似ている。

しかし、まぁ今の歌を聴かないものだなぁ。

今若い人が聴く中では「いきものがかり」がちょっといいなぁと思った。

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2008年4月12日 (土)

KOKIAに舞い降りた歌の神

11日、ずっと楽しみにしていたKOKIAのコンサートに行ってきた。
10周年記念のとても大切なコンサート。

大阪厚生年金会館にて。

まるで歌の女神が舞い降りたかのような、圧倒的な迫力。
あの華奢な体からどれだけのパワーが出ているのか。

美しいメロディに乗せて、美しい声で歌う女神。
これでもかと歌う、歌う、歌う、そして歌う。

Ave Mariaを歌う姿はまさに聖母マリアに見えた。

クラシック音楽評論家の吉田秀和は、
「過ぎ去るものの永遠性」という名言を残した。

本日のコンサートは既に終わった。
KOKIAはこれからも今日を上回るライブをしてくれるだろう。

だが、今日と同じ経験は二度とできない。
それでも、この3時間の思い出は私の心の中では永遠に留められるのだ。

いつまでもそれを懐かしむことができ、目蓋を閉じればはっきりと再現される。

隣に座った妻はずっとハンカチを顔に当てていた。


KOKIA…

あなたの存在を知って良かった。

10周年おめでとう。そしてありがとう。
今まであなたの歌が、どれだけ私の心の支えになってくれたか。

これからも素晴らしい歌を聴かせてください。
あなたの唇は歌うためにある。

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2008年4月10日 (木)

悲しい暴露本

「トリノ五輪のパヴァロッティのプッチーニは口パク」

開会式でオーケストラを指揮した指揮者レオーネ・マジエラ氏が、
最近出版した著書で明らかにした。

どうしてこんなことを書くのだろう。
売れるから?
こんな秘密、墓まで持って行ってくれよ…

一旦引退したパヴァロッティが、五輪のために表舞台にたって、
「誰も寝てはならぬ」を歌ってくれたときは本当に感動したのに。

知りたくなかったと思った方は大勢いるはずだと思う。

『誰も話してはならぬ』だ!!

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2008年3月16日 (日)

ヒラリーはん

ヒラリーはんといっても、今燃えている女性、ヒラリー・クリントンではない。

世界屈指の若手ヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンである。

昨日、大阪フェスティバルホールにて、
英国BBCフィルハーモニックとの
シベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴いてきた。

私は彼女がバッハの無伴奏パルティータでデビューしてから、
ずっとファンで、昨日は演奏会後サインを貰うことができた。

デビュー時からそのテクニックは比類のないものであったけれど、
少し冷たい部分を感じさせる部分があった。

しかし、知性と教養溢れる彼女は、年を経る毎に
テクニックだけを武器とせず、そこに気品と情緒をバランス良く、
混ぜ合わせるようになってきたと思う。

特に昨日のシベリウスはよかったし、
アンコールのバッハ、無伴奏アンダンテも優しい響きだった。

BBCフィルハーモニックがもう少し抑えめでもよかったと思うが、
これは指揮者の責任。
ヒラリーは文句なしに良かった。

彼女はまだ28歳。
次にどんな曲を弾いてくれるのか楽しみだ。

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2008年3月 7日 (金)

賛・明菜様

最近はテレビ番組もあまり面白くないので、
あなたのライブDVDなどをよく観ています。

何度観ても飽きずにいるのですが、
今、私の家では一人の女性が、あなたの歌と振り付けを
マスターしようと練習しています。

多分、仕事仲間とのカラオケ等で披露したいのでしょう。
彼女の頑張りは大したもので、何度も何度も練習しています。


しかし、日に日に酷くなるばかりです。

「サザン・ウィンド」はまぁまぁ50点としましょう。

「ミ・アモーレ」の振り付けは、見ている私が吐き気がするので諦めさせました。

「Desire」はサビの部分が特に酷く、しりもちをついてばかりです。

しかも、今日はガスファンヒーターに勢い余って激突し、
またドスンときたものですから、怒りのあまり
私の周りにある、あらゆる柔らかいものを投げつけてやりました。

あなたへの侮辱に映ったのです。

あなたはバレエをされていたし、センスも素晴らしい。
あの身のこなしは尋常ではなく柔らかく繊細で、観ていてうっとりします。
しかもアレンジによって、微妙に振り付けが変わる。

キャンディーズやピンクレディーの振り付けは、
簡単にマスターできるのに、あなたの振り付けはマスターできません。

それにあの歌声と表情が加わるのですから、
それをマスターしようなどと思った彼女は愚かすぎます。

でも優しいあなたはそれを許してくれるでしょう。

私も今日は怒りが爆発しましたが、
これからは温かい目で見守っていくことにします。

明菜様、あなたはやはり素敵に過ぎます。

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2008年3月 6日 (木)

祝・明菜様

中森明菜様

第21回日本ゴールドディスク大賞(2007年度)
「ザ・ベスト・演歌/歌謡曲・アーティスト」賞
受賞おめでとうございます!

氷川きよしと二人での受賞でしたが、
ファンとしてはやはりうれしいものです。

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2008年2月29日 (金)

村下孝蔵さん

昨日は故・村下孝蔵さんの誕生日であった。
生きていらしたらまだ55歳。あまりに早かった。

久しぶりにベスト盤のCDを聴いた。
切なくもどこか温もりのある詩と旋律と声。
どれにも賛辞を惜しまない。

私はあまり男性歌手を聴かないのだけれども、
孝蔵さんは大好きだ。
そしてなぜか孝蔵さんだけ「さん」をつけてしまう。
(明菜様、百恵様は別として・・・)

あまりTVに出る方ではなかったので、
今の若い人達で知る方は少ないだろうが、
最近「なっちゃん」のCMで、誰かが「初恋」をカバーしていた。

♪好きだよと言えずに 初恋は
♪ふりこ細工の心
♪風に舞った花びらが 水面を乱すように
♪愛という字を書いてみては
♪ふるえてたあの頃
♪浅い夢だから 胸をはなれない

そうなんですよ。
浅い夢だから胸をはなれないんですよ。
ふりこ細工なんですよ!

名曲はやっぱり残っていくんだな。

「踊り子」をはじめ、他の曲も本当に素晴らしい。
味わい深い曲ばかりだ。

Kozo


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2008年2月22日 (金)

17歳のシンガーソングライター

邦楽はあまり聴かないと前にも書いたが、
それは理由があって、最近の質が低いからだ。
しかし、このところいい歌手が現れてきている。

ただ、最近でも聴くのは、
・KOKIA
・中森明菜
・沢田研二
・加藤登紀子
・岩崎宏美
ぐらいか。。。KOKIA以外は古い・・・
そしてほとんど歌謡曲だ。。。
ジュリーなど還暦だ。

蛇足だが、岸部一徳=サリー=歌手・ベーシスト=ザ・タイガース(リーダー)
なんて知ってる人は、私の周りには少ない。
なぜ私が知っているかというと、
母が熱狂的なザ・タイガースファンだったから・・・
ジュリーがカメラ目線で歌うと、「目が合った」と感激しているオメデタイ人。

あ、コブクロ、川江美奈子もたまに聴く。
他はほとんど聴かない。

川江はそろそろ、売れてくると思う。
いい言葉、旋律になってきた。
中島美嘉に提供した「桜色舞うころ」は本人のセルフカバーの方が、
断然よい。

またまた蛇足だが、竹内まりやが中森明菜に提供した「駅」は、
竹内のセルフカバーよりも中森の方がよい。

今流行の歌手でも歌が上手い人は沢山いる。
また、歌詞はいいのになぁ・・・という人もいる。

しかし、どちかかがいいだけでは心を打たれないし、
+情感を伝えてくれないと惜しい、で終わる。
また、年々深化・進化してくれないと面白くない。

加藤登紀子の最新アルバムの深化には、
あらためてこの歌手の凄みを感じた。

他にも最近、いいな、と思う人はいるのだが、
今回は、一人の少女を紹介したい。


昨年末、ふとCDショップで大阪出身、大阪在住という、
17歳のシンガーソングライターがデビューしたというので、
試聴して、良かったのでシングルを買った。

「奥村初音」
事務所:研音 レコード会社:avex

そして先日出た2枚目のCDを聴いて、これは追ってみたいと思った。

17歳の少女だからそれほど凝った言葉ではないが、
17歳の少女だから書ける切ない唄を書いている。
そして旋律が美しい。アレンジャーもよい。

ブログを書いているので見ていたが、
非常に素敵な感性を持った子だ。

奇しくも弟と同じ歳。
13歳も離れていると、弟がどういう考えを持っているのか、
やはりわかりにくい部分もある。

奥村初音にそれを補ってもらえたらそれは望外の喜びだ。

これからが楽しみなシンガーソングライターを久しぶりに見つけた。

そしてこれは私の希望だが、
できれば、高校卒業後も大阪を活動拠点にして欲しい。
メディアにはあまり露出しなくていい。

事務所の方には大切に育てて欲しい。

「奥村初音オフィシャルサイト」
http://okumurahatsune.jp/

「オフィシャルブログ」
http://ameblo.jp/koi-tsumugi/

1stシングル
「恋、花火」
Avcd31288_2


2ndシングル
「砂」
Avcd31374

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2008年2月14日 (木)

Only One?

たまには私もJ-POPを聴く。

大きな声で言うと反発を食らうが、
比較的最近の歌で、私の大嫌いな歌がある。

『世界で一つだけの花』
これだけ呑気で、生きることの厳しさを舐めた歌はない。

「この中で誰が一番だなんて争うこともしないで」
争っているのだ。農家で必死で間引かれないように、
周りを蹴落として、養分を吸って必死で生きて、
やっと花屋に並んでいるのだ。

「それなのに僕ら人間はどうしてこうも比べたがる?」
後述するが、比べる必要があるからだ。
比べたがるのは自分の個性を見つけたいからだ。

または、比べた方が楽だから、と言う人もいるだろう。

「その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい」
ポンッと肩を叩くような感じで励ましのつもりだろうが、
それがどれだけ厳しいことで覚悟のいることか。
まるで、運動会でみんな一等賞だね、と言っているようだ。
自分との闘い、孤独、そんなものには一切触れずに。

「個性を大事に」の一言で終わる歌だ。

まず他者との接触の中で競争・比較をさせて、
そこで初めて発見されるのが、個性であり、
最初から競争や比較が無ければ、個性も見つからない。
よっぽど見る目のある人に出会った場合は別として。

私にとっては、
「花は咲かさなくてもいいから、種ぐらいは蒔いとき」
というような歌の方がよっぽど励まされる。

そんな真剣に論じなくても、と言われるかもしれないが、
この歌が売れて、よく歌われるからこそ、
批評対象とした。

右傾化していると言う世の中で、
このような呑気な歌が売れるということは、
まだまだ左翼的な気質が残っているような気がしている。

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2007年12月 1日 (土)

ドレスデン歌劇場室内管弦楽団&森麻季

今年最後のクラシックコンサート、行ってきました。

『ドレスデン歌劇場室内管弦楽団&森麻季(ソプラノ)』
於:シンフォニーホール

ドレスデン歌劇場室内管弦楽団とは、
シュターツカペレ・ドレスデンの楽団員から構成されている、
小規模室内オケ(1st Vn5人、2nd Vn4人、Horn2人など)で、
1994年に創設されたそうだ。
小規模ということで、どんなものだろう、と思っていった。

しかしながら、
演奏が始まった瞬間から、
「あぁ、ドレスデンの音だぁぁぁ!」と興奮してしまった。

小規模になっても、あの柔らか、ふくよかなドレスデンサウンドであった。
単に上手ということを超えた、味わい深いコクのある音。

新解釈がどうのこうのとか、演出が斬新だ、というのもいいが、
味わい深さで聴かせるオケが少なくなった今、この音は大変に貴重である。

あとは、ソプラノの森麻季さん。

声量不足(特に中低音以下)なのは否めないが、美しい声なこと!
非常に繊細であり、まるで細いピアノ線を柔らかい真綿でくるんだような、
日本人でなければ出ないであろう、声だった。

だからレパートリーは限られるであろうが、
高いコロラトゥーラ技巧を持つ彼女のこの美しい歌声は魅力的だ。

<プログラム>
・コレッリ:合奏協奏曲「クリスマス協奏曲」
・ヘンデル:「オンブラ・マイ・フ」
・モーツァルト:「ファゴット協奏曲」
・バッハ:「融けて流れよ、私の心」(ヨハネ受難曲より)
・バッハ:「アヴェ・マリア」
・バッハ:「主よ、人の望みの喜びよ」
・モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」

P.S.
前日11月30日には京都で
モーツァルト:「アイネクライネナハトムジーク」
同:「交響曲第29番」を演奏したとのこと。
大好きな曲なので行きたかった!!!

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2007年11月20日 (火)

二つの新譜

クラシック音楽鑑賞が趣味の私だが、
実は「新譜」といわれるものをほとんど買わない。
(邦楽は新譜を時々買う)

鑑賞歴10年間を経ると、
心を打つものがなかなか無いからである。

そして、心を打つものは今、既にもう手元にある。
大体、初版発売後30年以上経っているものばかりだ。
(または昔の音源が日の目を見て、CD化されたなど)

だから、新譜を買うときは予めネットなどで情報を得てから、
「面白そうだな」と思ったときだけ買う。
(感動しそうだな、と思って買わない。)

最近では
・鈴木雅明指揮のロ短調ミサ曲(バッハ)
・ヤーコプス指揮のドン・ジョバンニ(モーツァルト)
がよかった。

今日ノリントン指揮のモーツァルト交響曲12,29,39番の新譜が
店頭に出ていたので、ふと買ってみた。

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彼が振った魔笛は結構好きなので、面白いかな、と思って。

結果は・・・

12,29番はまぁまぁとしても39番は、途中で胸が本当に気持ち悪くなって
第4楽章の途中でたまらず止めて、窓を開けて外の空気を吸った。

なんと表現したらいいのだろう、
爽やかなんだけれども、ネバネバした納豆のような演奏に聴こえた。
少なくとも私には合わない。。。

やはりクラシックの新譜は慎重に選ばなければ・・・
輸入盤だから安かったものの、2,000円の出費は痛い。


で、実は同時にもう一つ買った邦楽の新譜がある。
岩崎宏美の「PRAHA」というアルバム。

過去の名曲をなんとあのチェコ・フィルとコラボしてくれたのである。
ファンとしては!!!である。

ベルリン・フィルやウィーン・フィルじゃなくて、
チェコ・フィルというところがまた渋い。

1曲目から早速壮大なスケールの「聖母たちのララバイ」が始まり、
彼女の未だ衰えない、美しい伸びやかな歌声に心打たれる。

淡谷のり子が、「最近の歌手は容姿ばかりで、あんなのは歌手じゃなくてカス」
とこき下ろしていたが、
その例外として唯一、岩崎宏美は認めていたという。

こんな歌手、もう現れないのかな・・・

Iwasaki

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2007年11月10日 (土)

ミュンヘン・フィル

11/7に私の大好きなオケの一つ、
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が、
首席指揮者ティーレマンと大阪シンフォニーホールにやってきた。

10年ぶりの来日とあって、楽しみでならなかった。

S席25,000円×2人=50,000円の出費を許してくれた妻に感謝。

曲目は
・R.シュトラウス
 交響詩「ドン・ファン」
 「死と変容」

・ブラームス
 交響曲第一番

<アンコール>
・R.ワーグナー
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」序曲


実は昨年11月に私の最も好きなオケ、
シュターツカペレ・ドレスデンが大阪に来たのだが、

指揮者チョン・ミュンフンのおかげで、若干不満の残る出来だった。
(このオケに彼の熱血スタイルは合わないと断言する。)

しかし、今回は首席指揮者ティーレマンだし、座席もいい場所だし
不安ながらも期待が大きかった。

結果は、、、

もうお腹一杯。25,000円分、十分堪能いたしました。

ドイツのオケとはこういうものだ、という重厚さと迫力を
身を以て感じることができた。

なんとまろやかな木管楽器群、分厚い弦楽器群だろう。
うるささを感じさせずに、余裕たっぷりで大音量を吐く金管楽器。

普段は「ブラームス?よう分からん」
とおっしゃっていた妻も大感激、それを見た私も幸せであった。
(私自身ブラームスの第二楽章では恍惚としていた。)

クラシックを聴き始めて10年になるが、
今までの私のベストワンとなったコンサートであった。

ティーレマンはまだ40代。
彼には頑張って欲しい。

そして、また来てよ!

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2006年10月26日 (木)

オペラ

今日は初めてオペラを観に行った。
ウクライナ国立歌劇場オペラによるヴェルディの『アイーダ』。

オペラの割に値段が安かったため、
それほど期待はしていなかったが、これがとてもよかった。

ヴェルディの美しいメロディと、ソリストたちの迫力、
また管弦楽団の味わい深い演奏は見事だったと思う。
際だって有名な歌劇場ではないため、
座席に空席は目立ったが、観客の緊張感もほどよかった。

こういった西欧の文化に接して改めて感じるのは、その懐の深さである。
豊かな音量と深い呼吸、そのスケール、
何と素晴らしい文化だろうと感じる。

文楽人形の繊細な動きや、
どこかもの哀しげな味わいはこれもまた格別であるが、
趣の異なるこの西欧の文化は、
日本人である私に卑屈な気持ちさえ起こさせるのである。
この悔しい感情は、私だけに起こるものではないような気がする。

来月はドレスデン国立歌劇場管弦楽団の来日公演がある。
私が最も好きなオーケストラであり、今から楽しみでならない。

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2006年10月19日 (木)

ザンデルリンクのラフマニノフ

K.ザンデルリンクは私の好きな指揮者の一人。
今は引退している。

特に彼のブラームス全集は、シュターツカペレ・ドレスデンを振ったものも
ベルリン響を振ったものも、私の欠かせぬ宝になっている。

今週は非常に精神的に不安定だったため、
彼とフィルハーモニアのラフマニノフ2番(交響曲)をずっと聴いていた。


Rach

一音一音を慈しむように大切に演奏されつつも、
決して情感だけに流されないこの演奏にどれほど心落ち着かされたか。

今の私にはこの音楽と、静かに燻る紫煙しか必要でない。

酒さえも要らない。


それにしても、今週の落ち込みようは今までで最も激しかった。
いい形で上向きであったが故にショックであった。

しかしこの病は治る寸前が一番苦しいと言われる。
私はそれを信じる。

このザンデルリンクのラフマニノフは、
一番苦しい時を支えてくれた音楽として、
後々もずっと手元に置いておきたい。


以上、どうしても書いておきたかった。

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2006年8月15日 (火)

タンホイザー

以前、テンシュテットのワーグナーをここで書いたが、

このクレンペラーのワーグナーも凄い。

特に『タンホイザー』序曲と『マイスタージンガー』第1幕前奏曲は、

壮大で、オケが分厚く鳴り響く。

359


最近は自分の体調と、その時に聴きたくなる音楽が

連動しているような気がしている。

体調や気分が非常にすぐれない時にはワーグナーを聴くということが分かった。

また、調子のいいときはベートーヴェンを聴いている。

振り返ってみると、心理的にやや鬱屈としているときはモーツァルトで、

上向き調子のときはブラームスを聴いているようだ。

ただ、なぜかバッハだけはいつでも受け入れることができる。

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2006年4月28日 (金)

ワーグナー

最近また音楽を音楽として聴けるようになってきたので、
ベートーヴェンやらブラームスを聴いている。

先日久しぶりに心震えるCDに出会ったので、
忘れないうちに書いておこうと思う。

最近特に頻繁に聴くようになったワーグナーから。


『ワーグナー管弦楽作品集』
クラウス・テンシュテット指揮
ロンドンフィル(1992年 自主制作盤)

Wagner

マーラーを好む方にはよく知られている指揮者だと思うが、
私はマーラーを聴かないので、
テンシュテットは今までそれほど馴染みがなかった。

それまでワーグナーの管弦楽作品集は
ベーム、カラヤン、クナッパーツブッシュ、フルトヴェングラーなど
名盤といわれるCDを数枚所有していたが、
私が求めるまでの迫力を音源が捉えきれてないのか、
テンシュテットがベルリンフィルを振ったEMI盤をずっと聴いていた。
(これもあと少し足りないと思いながら。)

ベートーヴェンの演奏なら、それが音質の悪いものでも
指揮者と演奏者の緊張感、精神性の強さ、勢いが伝わってくるが、
ワーグナーにそれを求めることはできないのだろうか。

しかし今回LPOが自主制作盤として出したこのCDには、
私の求めるものがすべて捉えられていた。

ライブ盤ではあるが、音質はよいし、
指揮者と演奏者による非常に熱い演奏が、
勢い余ってスピーカーから溢れてくるようで、心震わされる。

特に「リエンツィ」序曲は熱いだけでなく、
そこに歌心が忘れることなくきっちり埋め込まれており、
強くて瑞々しくて、そして美しい。
これを古今最高の演奏としてもよいのではないか。

テンシュテットは数年前に亡くなった。
生で彼の演奏を聴けないことが非常に残念でならない。

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