二つの新譜
クラシック音楽鑑賞が趣味の私だが、
実は「新譜」といわれるものをほとんど買わない。
(邦楽は新譜を時々買う)
鑑賞歴10年間を経ると、
心を打つものがなかなか無いからである。
そして、心を打つものは今、既にもう手元にある。
大体、初版発売後30年以上経っているものばかりだ。
(または昔の音源が日の目を見て、CD化されたなど)
だから、新譜を買うときは予めネットなどで情報を得てから、
「面白そうだな」と思ったときだけ買う。
(感動しそうだな、と思って買わない。)
最近では
・鈴木雅明指揮のロ短調ミサ曲(バッハ)
・ヤーコプス指揮のドン・ジョバンニ(モーツァルト)
がよかった。
今日ノリントン指揮のモーツァルト交響曲12,29,39番の新譜が
店頭に出ていたので、ふと買ってみた。

彼が振った魔笛は結構好きなので、面白いかな、と思って。
結果は・・・
12,29番はまぁまぁとしても39番は、途中で胸が本当に気持ち悪くなって
第4楽章の途中でたまらず止めて、窓を開けて外の空気を吸った。
なんと表現したらいいのだろう、
爽やかなんだけれども、ネバネバした納豆のような演奏に聴こえた。
少なくとも私には合わない。。。
やはりクラシックの新譜は慎重に選ばなければ・・・
輸入盤だから安かったものの、2,000円の出費は痛い。
で、実は同時にもう一つ買った邦楽の新譜がある。
岩崎宏美の「PRAHA」というアルバム。
過去の名曲をなんとあのチェコ・フィルとコラボしてくれたのである。
ファンとしては!!!である。
ベルリン・フィルやウィーン・フィルじゃなくて、
チェコ・フィルというところがまた渋い。
1曲目から早速壮大なスケールの「聖母たちのララバイ」が始まり、
彼女の未だ衰えない、美しい伸びやかな歌声に心打たれる。
淡谷のり子が、「最近の歌手は容姿ばかりで、あんなのは歌手じゃなくてカス」
とこき下ろしていたが、
その例外として唯一、岩崎宏美は認めていたという。
こんな歌手、もう現れないのかな・・・

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